オズボーンとコモドールの戦略 2
とにかくこれらのかつてはユニークですばらしかった製品が突然ビジネスの大失敗の年代記のなかに加えられたのです。
かつてはそのファッショナブルな取得物を自慢していたそれらの製品の購入者たちは、今度はその名を口ごもり、その補充部品やサービスをどこで受ければいいかと戸惑っていました。
TIのすぐれた生産能力やオズボーンの予言能力の輝きを騒ぎたてたビジネス評論家たちは、これらの会社とそのコンピューターについて今度は辛辣な墓碑銘を書きました。
ビジネス誌は習熟曲線がビジネスの真髄というよりむしろ選択のできる小さな一面ででもあるかのように、その批判をさらに強めました。
・・・しかし日本の生産性の脅威にさらされて仕事をしている会社はこの曲線の束縛を逃れることはできません。
ホーム・コンピューターで1983年にTIを負かしたのはコモドールでした。
アウシュヴィッツ生き残りの5フィート4インチのジャック・トラミールが社長をしているこの会社は、3年前にこの低コスト市場に突入しました。
紛糾する重役会議で、彼はテーブルを叩いて300ドル以下の本格的なコンピューターを作る計画を支持するよう説得します。
もしコモドールがそれをやらなければ、日本がやるだろうと彼は言いました。
TIの場合と同じように、彼の言うことは正しかったのです。